五十嵐 由紀
金型部 金型製造ユニット

五十嵐 由紀

2001年入社

「男性中心」の部署だからこそ、
女性でもできるって示したい

入社以来金型加工の部署にいるのですが、ずっと同じ大型機械を担当することでその機械のスペシャリストになる人が多いなかで、私はといえば、さまざまな機械を担当してきました。この機械もまだ担当して1年ちょっとなので「ペーペー」なんです(笑)。このスタイルに慣れるまではそれがすごくショックで、自分には向いてないのかと悩んだりもしたのですが、「いろいろやってみろ、経験だ」という上司からの言葉で前向きに考えられるように。女性が扱える大型機械には限界もある「男性中心」の部署ですけれど、多様な機械加工を経験することで視野は確実に広がった気がしています。ゆくゆくは部署の仕事の流れを把握し、全体がうまく流れるように貢献したい。そんな目標も生まれています。

いちばん大切なのは「調和」。
経験と感性で仕事は
もっと楽しくなる。

いちばん大切なのは「調和」。
経験と感性で仕事は
もっと楽しくなる。

中学の時からずっと続けている吹奏楽は今でも週2回続けている大切な趣味。私はトロンボーンを演奏しています。音楽って、演奏者からの一方通行の満足で終わるのではなく、演奏の音色、楽曲や奏者の気持ちをその場にいる人と共有してこそ本当に楽しめるものなんです。それって、実は仕事でも同じじゃないかと最近感じるようになりました。製品の加工や組立は「ひとりよがり」ではダメで、前後の工程や他のパートとの調和が大切。どこかに寸法の不備があれば、絶対に他に影響が出る。音楽とものづくりに共通するのは共同作業という点。実は全体の調和が大事だし、そこが一番の魅力でもあると思っています。シグマの仕上げ加工の要求精度は、1/1000mm(ミクロン)単位の厳しさ。このレベルでの加工条件はパーツの形状次第で変わるので、型通りにやるだけでは上手くいかないんですよね。自分の経験と勘どころがものを言うし、現場の連携もスムーズになる。それを体感できるのが醍醐味でもあります。

厳しくも面倒見のいい環境で、
自分も職場も育っていると実感。

厳しくも面倒見のいい環境で、
自分も職場も育っていると実感。

シグマという社名には「総和」という意味が込められています。私の考えで恐縮ですが、いま私がいる部署もまさに総和という言葉通りの職場です。金型加工というのは、一度削ってしまうと元に戻すことができません。私が初めて削り過ぎによる不良を出した時のことでした。「なぜ失敗したのか、次に同じミスを繰り返さないために何をすべきか、考えてごらん」と上司に言われたのです。怒るのではなく、考えさせる。ミスした時こそ、厳しくも親身になって指導してくれる。上司も先輩もそんな人が多くて、面倒見が良い雰囲気が部署全体に漂っているのです。駆け出しの頃は余裕もなく気づかなかったのですが、仕事を覚えるにつれ、周囲の方の優しさがじんわりと伝わってくる。そんな時、「ああ、この職場に育ててもらっているんだな」と実感できます。

五十嵐 由紀 金型部 金型製造ユニット

五十嵐 由紀 (いがらし ゆき)

福島県南会津郡下郷町出身。湯野上温泉や大内宿などのある下郷町の豊かな自然に囲まれ育つ。中学時代に吹奏楽部に入部し、トロンボーンを担当。尊敬する先輩の影響で、会津工業高校インテリア科に進学。卒業後、シグマに入社。現在も仕事の傍ら、週2回の練習に通い社会人吹奏楽団の奏者としても活動。さらに春から秋にかけてはバイクでツーリングというアクティブな趣味も持つ。

金型部金型製造
ユニットの
仕事について

交換レンズやデジタルカメラのプラスチックパーツを成形する金型を製作。大型機械を扱う部署のため女性は少ないが、五十嵐は「ワイヤー放電加工機」や「型彫放電加工機」などの体力をさほど必要としない加工機を担当し活躍している。硬度が高く刃物では加工できない素材を、電気を通した0.2mmの真鍮製ワイヤー線で加工していく。ものにより誤差±2/1000mm以下という高精度の加工を要求されることもある。