藤田 健太
光学設計

藤田 健太

2007年入社

製品でなく、人。
規模ではなく、自由。
そんな会社に入りたかった。

学生時代の専攻は、天文学。そこで、太陽系の外にある衛星を見る装置を開発している中でFoveonセンサーを知ったことが、シグマを知ったきっかけです。幼少期より星をみること、そしてものづくりをすることが好きだったので、就職ではレンズメーカーを中心に活動をはじめました。いろいろなメーカーと触れる中で、製品というものではなく、そこで働く人の考え方、規模が大きい会社でなく、自由度が大きい会社で働きたいと考えるようになり、それがシグマへの志望動機となりました。あともうひとつの志望動機としては、当時のWebサイトに載っていた故会長の言葉です。当時の自分にとても響いたことは覚えているのですが、肝心の言葉は忘れてしまいました(笑)

多くの人と向き合うことが、
確かな製品につながっていく。

多くの人と向き合うことが、
確かな製品につながっていく。

入社以降10年間、光学設計一筋で仕事をしています。いままで8本くらいのレンズを設計しています。レンズ設計のスタートから、試作品の検証、そして完成まで1本のレンズに、担当の人間がつきっきりで1年半ほどの時間を費やしています。レンズの光学設計は、レンズ製造の源流を担っている仕事です。はじまりは、自分1人で仕事を進めていきますが、形になっていくにつれて多くの人が関わっていきます。本社の人、会津工場の人、コミュニケーションする相手の業務や姿勢を理解しながら対話を重ねていく中で、ひとつのレンズが世の中に出ていきます。大学時代は1人で1つのテーマと向き合っていましたが、この仕事では1つのレンズに多くの人が向き合うということ意識しながら仕事をすることが、自分の成長につながり、より確かな製品をつくりだしていくと思っています。

新しい発見が、
新しいレンズとなっていく。

新しい発見が、
新しいレンズとなっていく。

入社して間もなく、シグマのリブランディングプロジェクトがはじまりました。いまでは当たり前となっていますが、当時自分に求められる設計レベルの次元が変わったことを覚えています。それは、対象となるレンズを誰がどういう場所でどう使うのかということをより個別具体的にイメージしながらスペックを決めていく。それは、他社にありそうな製品でなく、シグマにしかない製品をつくっていくという会社の新しい姿勢のあらわれだったと思います。より大きな自由は、大きな責任にもつながりますが、それが健全なプレッシャーとして自分のやりがいにもつながっていきました。特に、20mm F1.4 DG HSM(発売当時、20mmでは世界初のF値1.4のレンズ)の開発に携わったときは、自分が大好きな星空を撮るのに適したレンズであることから設計初期の段階からワクワクしながら仕事をしていたことを今も覚えています。ここにしかない製品を設計するということは、いつも新しい発見が近くにあるということ。まだまだ半人前ですが、その発見を大切にしながら、これからもワクワクするレンズを世の中に出していきたいですね。

藤田 健太 光学設計

藤田 健太 (ふじたけんた)

1978年10月生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科地球惑星システム科学専攻修了。入社当初より光学設計の仕事に携わる。趣味は、星空の鑑賞と登山。現在も時間をみつけては、自分が開発に携わったレンズはもちろんのこと、子供を背負いながら山登りに出かけている。